建具職人
2008年 05月 22日
『松皮菱組子』と言います
オテは意匠職人と名乗っておりますが
周りにはすばらしい名工の方々がおられます
今回は日本が誇る名工のひとり
日田在住の建具職人・植田正さんの記事を書かせていただきますね
建具と言えば皆さん、どんな物を想像されますか?
扉や窓なんかが浮かんで来るのではないでしょうか
名工が造る建具は
襖(ふすま)障子(しょうじ)欄間(らんま)衝立(ついたて)
などの和風建具があります
なかでも、欄間や衝立などは
職人の腕の見せ所とばかりに
半端じゃなく緻密な『組子』(くみこ)
で出来た建具が存在します
何度も言うようですが
これ『木』で出来てるんですよ!
暑さ2mmに仕上げられた部材を
切り込みを入れてベースを組み立てます
今度は中に組み込まれる部品を造ります
絵柄に会わせて部品をベースにはめ込みます
ちなみに精度は1/100mmです
デジタルノギスで測ってますもん
まさに!『名工』です!
建具屋さん特有のこんな変わった鉋(かんな)もたくさんあります
こんな緻密な物を造るには材料へのこだわりも半端じゃありません
昔はスプルスみたいに外材が好まれていたそうなのですが
最近は杉材が人気を延ばしているそうです
その杉材ですが建具用となると目が細かくて腰のある材料が良いとされ
30〜50mmの暑さでわかれた材料を
天日で干しながら何度も水をかけて灰汁(あく)抜きをしてから
屋内で自然乾燥されます
『厳しい環境で育てんと良い材料は出来ん!!』と植田さんは言います
『吉野杉なんかは、だんだんと油が出てきていいツヤが出て来るんよ〜』って
言ってる植田さんは幸せそうな笑顔でいっぱいでした!
こんなにすばらしい職人さんと仕事ができて光栄です
オテも意匠の職人として
頑張って行きたいと思います
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