本物の外装用焼き杉板は、これだ!
2006年 10月 04日
最高の焼き杉板に巡り会えました!!!
?!?!?!?焼杉板ってなに?!?!?!
って方もいらっしゃるでしょうから
簡単に詳しく説明します
とりあえず見た感じこれです
元々は海岸沿いの塩害地域の外壁に多く用いられたもので
当時の塗装技術では、長持ちする材料が無かったため開発された素材ですね
その昔、焼き杉板の加工は現場で
板を立てて並べて火をつけて焼いていたということを聞いた事もありますが
現在ではガスバーナーなどで焼かれている物が主流ですが
そんな物では、おてのブログには、特集されませんよね
なんと!液体酸素を使って1300〜1500度の高温で
節まで確実に!!!焼いていきます!!!!
溶接で使うやつでも気体ですよね〜〜?たぶん
だって見た事無いタンクでしたよ
なんでも一本のタンクに溶接用の4倍ぐらいの量が入っているそうです
以前にスパナを材料の上に置いている事を忘れていて
一緒に通した事があるらしいのですが
ちらちらと光っては、いましたが、跡形も無くなっていたそうです
この液体酸素で焼く機械はオリジナルで西日本では3台しかないそうですよ
創業以来34年だそうです
ここで作られた焼き杉板は
ピーク時には一日に500坪分の材料を生産していたそうです
現在では内装用の装飾焼き(写真左)と特注2度焼き杉板(写真中)と一般用の焼き杉板(写真右)
のみの生産をされています
おてが探し求めていたのは、まさに!この特注2度焼き杉板!!!
そう、まさにこれです!
一般用の焼き杉板は施工性を重視されていて
職人さんが汚れることや、材料の均一化で選ばれるため
どうしても、最初の印象で奇麗な感じがするものが喜ばれます
一度焼いた表面の一番良いはずの墨を
ブラシをかけて落としすんですよ!!!!
結果がこれです
何のために焼き杉にしたの?
耐久性をあげるためでしょ!
最初だけ黒けりゃいいの?
それは、焼き杉ではありませんよ!!!!!!!!!!!
黒く塗れば良いじゃないですか!!ね!!!
最初の話ですが、それじゃ〜耐久性が無いから
焼いたんですよ!
墨を落とすなら
いったい何のために焼いたの?
馬鹿みたいな話ですが
クヤシイかな、こんな建築業界の現状にあきあきします
それでも頑張っておられる本物の技術を持った方々を
これからも応援していきたいです
34年前の焼き杉板が今ではこうなっています
これが、本物の持つ「力」ですよね
オテのさくひん集
土にかえる住宅を目指しますローカルハウス01他・・・
焼き杉板のお家-LOCAL HOUSE03の完成写真
しかも種類があるなんて・・・ちょっと得した気分♪
表面を炭化させるのは、鉄を過熱したときに出来る酸化膜となんか似てますね。
錆の進行はどんなものなんですか?
ちなみに黒皮を除去したもの(グラインダーなどで)が本当の鉄?の状態なのですが、その本当の鉄よりは酸化膜に覆われた鉄の方が耐久性はありますね。グラインダー掛けて霧吹きで水を掛けると、目の前で色が変わっていく位の速さで錆が発生しますよ。
しかし、いろいろやっても鉄には何らかの表面コーティングが必要みたいです。問題はそのコーティングを何にするかですよね。
あと錆ですが正確に言えば錆びにくいという表現が正しいと思います。
100%純鉄でもない限り錆びる可能性はあるという自論です。(笑)
しかし、インドの鉄柱が世界最高純度とは知りませんでした。
ここまで突っ込んだ話が出来る人がいてうれしいです。(^^)ニコ