ジプトーンにだって漆喰は塗れる!
2012年 10月 19日
改装工事では、良い条件の下で仕事を完了させる事は至難の技ですね
出来るだけクライアントさんに負担が掛からないようにいろいろと工夫する事だって多々あります
そりゃ〜お金かければ何だってできますよ〜〜〜
限られた予算や時間の中で精一杯!思い通りにモノを創り出すのが試練です!
今回は前人未到のジプトーンに直接漆喰を塗るというミッション!!
テストを繰り返しながらも塗る方法を発見しました
もちろん!ボードを上から張って塗るのが通常作業でしょうが
予算ってモノがありますからね〜〜
目地が割れるじゃぁないよ〜って意見もあるでしょう
下地処理をして目地テープ貼って処理して下塗りして、仕上げ塗りすれば灰汁や目地は出ません
でも、そこまでやって目地にクラックが入るまで何年ですか?10年保ちます?
何より漆喰塗る意味ってなんですか?
調湿作用でしょ?
下処理の素材が何か知ってます?
下塗りの材料自体ほとんどのモノは湿気通さないんですよ
なんのために漆喰塗るの?
通常は2〜3mm程度の厚さしか塗らないんですよ
そんな厚さでどの程度の湿気を吸えるんですか?
下塗りしてから塗った漆喰なんて、調湿なんか、ほとんどしてませんよ〜〜
それより処理無しで塗ると、ボードも石膏で出来ていますから
かなり調湿してくれます
さらに、漆喰が調湿するので、イメージどおりです
珪藻土は自分で固まれないので樹脂で固めてるものは調湿しませんのでお気をつけください
漆喰が厚ければ調湿効率も上がるのは当然のことですね
嫌でも厚くしか塗れないように、ワラなんか入れれば
ワラの厚み以上塗らないと引っ張ってまわって塗れません
こうした工夫をすることで、厚みのあるおもむきの、優しい感じがする漆喰壁が出来上がります
クラックの問題は、簡単には、書けないのですが、いずれ出ます!
絶対出ないは、ありません
だって建物が湿度の変化で呼吸しているので、伸び縮みは、どんなに小さくても必ずしています
あっ合板や修正材で出来た、呼吸しない建物もありますが
それは『家』ではないので置いておきますね
どうせクラック入るなら、クライアントさんにきちんとした説明をして、選択してもらった方が良いのでは、ないでしょうか?
ほとんどの場合きちんとした説明無しに、泣き寝入りなことって、この業界多すぎません?
こんな事書くと暗殺されるかも・・・・・
とにかく!
きちんと説明する事
チャレンジする事が大事なことなんじゃないでしょうか?
長くなったので、今日はこのへんで