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悪くない部分は変えないでおこう〜

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日田の人は放生会の時にはおなじみの大原屋さんのファサードを修復しました
外観もかなりインパクトのある3D曲面の格子状なのですが、無垢材を使用しているため、だんだんと腐食が進行してきます。
このファサードを前面交換すると、お金もかかることから、毎年悪くなった部分だけを、交換して外観を保てるようにするということを、提案させて頂きました。

京都等古い町並みや建物を保つために、行われる手法なのですが、一見新旧入り交じって違和感があるように思われがちですが、表面は3ヶ月もすれば、自然に風化したものが、何処を変えたのか、分からないくらいになります!

総本数は約100本ぐらいありますから毎年20本づつ交換して5年で一巡するという計算です

工事前にも、トラックが突っ込んで来て、修復工事をしたときにも、確認しましたが
表面は黒くなっていても1mmぐらいのもので、中は穴があいてて水が入って来た部分で腐食する意外は、全く問題がありません!今回の交換も、こういった部分を優先に行うのですが、最初の工事から5年が経っていますが、5本ぐらいしか腐食しそうな部分は見つからず、念のため悪くなりそうだから交換しておきましょうと言う程度です。

車のメンテナンスみたいなものですね
完全に悪くなってからだと他の部分にも影響がでて、あそこも、ここも交換しないといけなくなるよりも、こまめに点検して、被害を最小に押さえることと同じですね〜

形があるモノは何時か壊れるものです

たいせつに接していれば、長生きしてもらえるのでは無いでしょうかね
by mac-hitani | 2011-12-01 10:37 | 仕事 | Trackback | Comments(0)

1970/07/29意匠職人 町谷一成 土に還る住宅を目指して地産地消のご住宅を中心に設計させて頂いております。


by mac-hitani
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